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朝食後マイクロバスで鄂州蓮花山病院の自然療法センターに向かった。
バスを降りると病院の院長先生、副院長先生が自ら出迎えてくださった。
とても穏やかな印象を受ける。
此の地を何度も訪れている人たちは、院長先生達と握手を交わし、満面の笑みで再会の感動に浸っていた。

午前中は8時30分から副院長先生による元極学の講義に続き、11時からは副院長先生が参加者の身体の気道を開き、大自然の気を導入してくださる「貫頂」と、真言を黙念しながら自身で気を循環させる「帯功」だ。

米強先生は通訳と補助的な解説を行ってくださった。
張副院長先生は身体のがっしりした、それでいて寸分の無駄もない柔らかな動作をされる方で、その話され方はとても優しく、声を聴いているだけで心身が癒やされているのがわかるほどだ。
中国語を理解できなくても、意味が伝わってくるように感じた。
米強先生の見事な通訳で、初めて思考が働くような感覚だった。

いよいよ講義が始まった。
最初に日程の説明があり、続いて講義に移った。

副院長先生の言葉が身体に伝わって来る。

「中国の伝統文化、これを1文字で表すと“和”です」

自分の指向している方向だ。

“和”とは“愛”のことだ。
大自然に抱かれる“愛”。

「養生の元は“和”にあります。現代医学はほとんどの場合、病気の原因がわからないため、症状を軽くすることに目的が置かれ、真の原因が追求できていません。これは局部への対処療法、ミクロ的な、形ある部分に対する処置なのです」

その通りだと頷ける。
いままで、自分が学んできたことの集大成のように感じる。

「それに対して、東洋医学では全体をマクロの視点で捉えます。人間は“和”の結果として誕生します。健康は心身、五臟六腑が調和した状態です。“和”すなわちバランスを失うと病気になります。局所的な改善を求めずに、全体を調和した状態に戻すことで病気は直ります」

このことはあの全米ベストセラー、アンドレ-・ワイル医学博士の「癒やす心、治る力」でも力説されている。
蓮花山の基本的な考え方を再確認できた。

ほとんど寝ていないのに、不思議に眠くならない。
講義に続いて貫頂、帯功の時間になった。
全員椅子に腰掛けた状態で、瞑目し、意識を下丹田に集中して真言を黙念する。
副院長先生が一人一人廻って全身に12カ所ある竅穴を開き、気を導いてくださる。
直ぐに自分の番になった。
副院長先生の指が頭頂(百会)に触れる瞬間、丁度静電気が放電したときのようにバシバシという感覚を感じた。

疲弊した身体が蘇ってゆく。
それから心地よい音楽が流れ、瞑想の時間が続く。
時々うとうとするが、何とか持ち堪えていると、副院長先生の声で、収功という終了プロセスに導かれた。
瞑目を解くと、頭も身体もリフレッシュされているのが分かる。

昼食はホテルに戻って摂った。
やはり中華料理だ。
米強先生があらかじめ指定してくださっている野菜中心の中華料理だ。
全員揃った円卓での食事は、楽しく、一層食欲が増す。

昼食後40分ほど休憩して、また自然療法センターに向かった。
午後はヒーリングの時間だ。
バスから降りると直ぐに薬湯で薬浴する。
バスタブは木の桶にビニールを敷いてその中に薬湯を入れてある。
入浴の間、元極学の音楽が流れていた。
音楽の終了で、予定の20分間が経過したことを知らされ、その時間までに湯から上がる。
上がり湯として蜂蜜入りの薬湯の入った桶が用意されていた。
身体全体がしっとりして、皮膚が若返ったように感じる。
本当は皮膚より、内臓に効能があるとのことだった。
この日は腎臓に対して効能のある薬湯、翌日から肝臓→心臓→脾臓→肺と変わってゆくとのことだ。

薬浴で身体が柔らかくなった後、ビルの5階まで階段を昇ると、マッサージルームがあり、そこで全身按摩と足の裏のマッサージを受けた。
これが最高に気持ちが良い。
しかし、ただ気持ちが良いだけではなく、治療を意図しているため、悪い部分を按摩されるととても痛く感じもする。
全員揃ってマッサージを受けた。
ここはツアー参加者の社交の場にもなっているようで、世間話をしている人たちもいる。
話題はどうしても震災のことが中心になる。

施術をしてくれるのは訓練された人たち。
鄂州職業大学の学生も混じっている。
若いので力があり、体中が揉みほぐされてゆくのが分かる。
足の裏専門のマッサージは心地よくて、つい眠ってしまった。
マッサージが終了するとこの日は院長先生の脈診を受けることができた。
院長先生は脈診の世界的な権威者で、人の脈を取り、問診することで、患者の病状を即座に見抜くことができるようだ。

ここで診断される内容は、病気の症状ではなく、現在の身体の状態とその傾向性だ。
病気があればもちろんはっきり現れる。
脈診の結果、薬が処方された。
院長先生の選ぶ薬は、厳選された良質の漢方薬で、身体の悪い部分のみでなく、全体のバランスを取り戻すために処方される。
自分は肝機能と腎機能が弱っていて、このままゆくと発病する可能性の高い、危険な状態にあったようだ。
このところの精神的なストレス、パソコン漬けの生活、運動不足、飲酒等の不健康な状態が現在の健康状態を招いたのは明白だった。

「あなたが、此の状態で蓮花山に来れたのは幸運だ」と同行した人たちが口々に言った。
此の病院では数え切れないほど大勢の人たちが病気から奇跡的に回復した。
自分は医師から癌で余命わずかと宣告されていた人が蓮花山を訪れ、救われて、何年も元気に生きている姿を何例か目にしている。
これだけの実績がどうして全世界に敷衍しないのか疑問にさえ思った。

脈診待ちの間に、最近導入されたという経絡診断マシンでの診察を受けた。
主要つぼからデータを読み取りから、健康状態を診断するシステムだ。
PCに大勢の患者の実測データをデータベース化してあり、そのデータに基づいてソフトウエアで身体の状態を推察する仕組みだ。
自分も診察してもらった。
自分の健康状態が将にそのものずばり的中していた。
見事の一語に尽きる。
院長先生の脈診と合わせ、自分の身体のコンディションが細部に渡りはっきりと分かった。
プリンターで打ち出された診察結果を手にホテルに戻った。
夕食後は自由タイムだったが、疲労が蓄積していたため、休養を取ることにした。


つづく



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